こんにちは~

カラダと心を緩めるセラピスト
UNLEARNのHPにお越しいただきありがとうございます。

今日は先日NHKBSで再放送されていた
『ファーブル昆虫記~南仏・愛しき小宇宙~(2)』を観て感じたこと書きます。

ジャン=アンリ・ファーブル(1823-1915)さんと言えば「ファーブル昆虫記」誰もが知っていますね。

私は虫は、あまり得意ではありませんがこの番組から
素晴らしい虫たちの神秘の世界を教えてもらいました。

100年も前の方ですが当時の限られた資材で昆虫の観察・実験を行い、その後の動物行動学にもつながる記録を残されました。
虫の観察は暑さの中、長時間忍耐と苦労が必要な大変な作業だったでようです。
でも、それ以上に虫の世界の神秘的な魅力がファーブルさんの心を離さなかったのでしょう。
ファーブルさんは当時新種の発見に人気があった「昆虫学」よりも、
虫たちの生活を観察する方が好きなフィールドワーカーだったそうです。

生きてる間は貧困に苦労し、
亡くなってからその素晴らしさが世界中に広まったそうです。

本当にありがたいことです。


この番組内で紹介されていた虫「カリバチ」の世界では、
獲物のクモを生きたまま麻酔をかけた状態で巣まで運び、
食料になるクモに産卵します。
幼虫が成長するまで生命維持の離れた部位から食べていくそうです。
誰に教えられたわけでもないのに、びっくりするほど能力が高くすごい技術です。
それが本能で備わっていて次の子孫を残して繰り返されるのです。

え~
これ誰が仕組んだの?
神様?なのでしょうか。
とにかくすごい本能。


他に紹介された蛾は、毛がフワフワでその部分は
とてもきれいに見えました。
タイトルどうり虫たちへの愛しさを感じます。


番組の中で登場する、研究家や写真家の皆様が楽しそうに話されるのも印象的です。

ファーブルさんを始め皆さんのお蔭で、ミクロな世界の小宇宙を知ることができました。



セラピスト視点からこの番組で共通することは、
心の観察をしていくときも、ただ思考や感情に同化することなく
眺めていくことです。

私たちが苦しくなるのはジャジしたときだから。

ただただ、眺めてください。

虫の動きが、現れてくる思いや感情。
ファーブルさんの視点が観察者です。

彼が虫の観察を解釈無しでしたように。
事実だけをひろって観てください。
その上で、自分がどんな解釈をしていたか気づいてみてください。

ファーブルさんの実験の部分を当てはめるとしたら、
観察して自分のパターンに気づいたなら次は・・・
自分や他の人と心地よく過ごす工夫にあてたらいいのかなと思います。

明るい声であいさつするとか。
何か特別なことでなく、
自分が機嫌よくいられることに意識をほんのちょっと向けてみることから始めてみてはどうでしょう。


最後に。
小さな虫たちにも、ちゃんと本能が組み込まれて生きているということ。
本能+考えているようにみえるくらいの動きをしていました。

 

虫たちもまた他の生き物と関わり合いながら、植物連鎖や子孫を残し循環して自然界を生きていました。

何も心配しなくても、自然の営みがそこにもあります。


昨日の記事にも書きましたが、自然の営みは私たちの中にもあります。



人間も虫たちや他の生き物のように、身をゆだねて過ごしていいんではないのでしょうか。

お任せで、与えられた世界で精いっぱい生きる。

人間には思考の働きがあり、理性もありますので
本能のままに生きるという単純にはいかないかもしれませんが。

またそこも、複雑に絡み合った人間のおもしろさです。
生理的な機能と思考する機能。

自己観察ぜひおすすめです。



こういう番組大好きです。
『香川照之の昆虫すごいぜ!』の番組でも昆虫たちの素晴しさを
おもしろおかしく教えてくれます。
NHKさん、ありがとうございます。

再放送5月24日にありますので、良かったらご覧くださいね。


それから、
自分の事って本当に同化しすぎてわからないので、
コツをつかむまでの感覚を知りたい方はセッションをオススメします。

ぜひ、体感を通じて感覚でつかんでみてください。

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