HPにお越しいただきありがとうございます。
今日は録画しておいた
NHK・プロフェッショナル仕事の流儀
『魔性の花に魅せられて~育種家・鷲沢幸治~』さんの
放送をみての感想を述べさせていただきます。
朝のNHKの番組で小さな枠で鷲澤さんが紹介されていて、
聞いたことある訛りとロマンチックなセリフに興味を惹かれ
ました。
しかも秋田の方ということで忘れないうちに録画を予約しました。
鷲澤さんはダリアの種を育ててらっしゃいます。
数年前に山形にも規模の大きなダリア園があり訪れた際、
種類の多さとそれぞれのダリアの美しさに感動しました。
そのダリア園にも鷲澤さんのお花があったのではないでしょうか。
この鷲澤さん
「花は無くても生きていけるけど、
そこにあるだけで人を喜ばせることができるんだ。
人を喜ばせるってことはその人の人生を豊かにするんだ」
とハートに刺さることをおっしゃいます。
数々の名台詞がご自身の苦労と体験の中から言葉をついて出てきます。
技術もお花農家さんに公開しているそうで、
惜しげもなく教えてしまうところもすごいと思いました。
人生をかけて家族さえも犠牲にして懸命に取り組む姿は、
無農薬りんご農家の木村秋則さんとかぶるものがありました。
パイオニア的な方は、最初はどこでも奇人変人扱いされるんですね。
でも、かっこいいクリエーターです。
こんなにも花を愛する男には、
さぞかし家族との関係もいいのだろうと思いきや、
一緒にお仕事されている次男さんを「若い人」と呼んでいたり、
ダリアに夢中になり家にも帰らず子育ても奥様に任せっきりで、
現在奥様は認知症でそれは自分のせいなんだと
ご自身を責めている感じでした。
鷲澤さん自身の生い立ちは、1歳で養子にだされ養育してくれた家族に対して小さな頃から負い目が常にあったそうです。
ダリアに対する思いも、養育してくれたお母さんと関りがあり涙を誘います。
ダリアに注いだ愛はお母さんへの愛なのかもしれません。
鷲澤さんの家族に対する温かい思いは、ダリアを愛するように
家族にできなかったのか切なくなるところです。
心の仕組みからすると、仕方のないことかもしれません。
家族は大人になっても自分のベースになるものですからとても大切。
この基盤が出来てないと、自分が家族をもっても思うように再現できない
こともあります。
でも、それは一概には言えませんので参考意見として。
番組の中でも不器用ながらも、常に鷲澤さんには奥様や息子さんを思う
気持ちがお互いに感じられます。
番組の終わりではダリアを通じて、息子さんと
みえない愛のやりとりも深まっていました。
愛のカタチは本当に様々ですので、
あらゆる視点から温かくみつめていきたいものです。
例え、子どもの頃に満たされなかった思いや感情があったとしても
年齢に関係なくセラピーで癒すことができますので
必要であればおっしゃってくださいね。
本当に愛に溢れた素敵な番組内容でした。
ダリアに対する思いも深まりました。
ありがとうございます。
再放送は2020年2月4日(火)NHKG午前0時20分~です。
見逃された方、間に合えば是非ご覧ください。