ワークショップの内容について第2回目は、
フェルデンクライスについて。
プラクティショナーは岩間美佳さんです。
フェルデンのプラクティショナーは全国的にみても
少ない貴重な存在です。

フェルデンクライスメソッドはボディーワークの一つです。
フェルデン・ファンの私なりの感想を述べますね。

このメソッドに出会って12年くらい経ちます。
仕事柄、カラダを治すってどういうことだろうと探究したころ
色々なボディーワークを試した時期がありました。
その中で、フェルデンクライスメソッドが断トツ面白かったのです。

初めて受講して、ピンときました。
効果はそっちのけで、
気持ちよくてチカラが抜けて、
身体が整う不思議さに魅力を感じました。
なんと言っても、がんばってはいけないのです(笑)

ワーク後は、バランスのとれた感覚を体感できます。
そのことで、頑張って体を動かす概念が外れました。
仕事での施術の概念も、変化しました。

元々、フェルデンクライスメソッドを考案した
フェルデン博士は自身の治療に試行錯誤の末、
赤ちゃんが歩く過程を参考にメソッド化されたそうです。
赤ちゃんの歩くまでの過程は人類の進化の過程でもあります。
1000通りくらいのワークがあるそうです。
私も長年やっておりますが、同じワークをしたことがありません。
詳しいことはフェルデンクライスメソッドのサイトをご覧ください。


フェルデンクライスの面白さの一つは、身体との自己対話。
自分で動きに制限をかけていることに気づいたり、
身体を意図して動かすことで身体の自由度が広がります。

一度思い込みが出来ると、プラクティショナーの指示どおり
動かせなかったりします。
脳が一度想像した動きから、離れられなくなります。
頭が柔軟性を失っていることに気づけます。

脳で理解し、身体で再現する。
単純な動作の繰り返しが神経回路をつくるのでしょう。
この単純さがたまりません。
ワーク中は、眠くなります。
眠たくなる脳波がでていると思います。

ワーク前にはひと塊になっていた肉体が、
細部を意識し動かしていくことで分解され
最後にはバラバラに動きのよくなったパーツが、一つに統合されます。

ワーク中は、身体を動かしながらも心のままに様々な思いが出てきます。
これを動く瞑想だと私は思っています。
身体が整うと、心も整って。
最初の騒がしさはどこへやら。
心も静まり返ります。
肉体に魂が閉じ込められて、
自由さを制限されているように感じたこともあります。


心のことを学んだ時もフォーカシングという
身体感覚によりそうツールがありました。
それを学んだ時、フェルデンと似ているなと思いました。
こちらを取り入れることで、断然早くセラピーが進みます。
逆に取り入れないと思考で止まってしまい難航します。
その二つを併せ持った心理セラピーがOSTになります。
とても使いやすいセラピーです。
心の学びとフェルデンクライスは自分で「気づく」
「対話する」「無理しない」「リラックスする」など共通点が沢山あります。


長い付き合いになる美佳さん。
いつも飾らないマイペースな人柄で、
みんなが自然と心を開いて話せます。

小さい頃はバレエを、学生時代は陸上を。
趣味ではタップダンスをされてます。

パフォーマーで、
フェルデンをされている方も多いそうです。
ちなみに海外では、リハビリとしても活用されています。

思考を休ませ、自分の身体感覚に戻るフェルデン

ぜひこの機会に、一緒に動きましょう。