この連休は秋田・青森の日帰り旅行を楽しんできました。
備忘録として記載させていただきます。

久しぶりに、どこかへ出かけようということになり、
前々から気になっていた秋田県の「大湯ストーンサークル」に決定。
自宅から車で3時間半くらいはかかります。
一泊したいところですが、2匹の猫が気になりますので日帰りです。

9時過ぎに家を出て、12時半頃ストーンサークルのある秋田県鹿角市十和田町大湯に到着。
高速道路の十和田ICから一般道へ降りると
両脇の田んぼは、黄金の稲穂が揺れてとても美しいです。
信号待ちでふと目をやると、田んぼで作業しているおじいさんの姿が。一枚の絵画のように風景にマッチしていて写真に納めたいくらいとても素敵でした。

お昼は、「道の駅 おおゆ」で食べました。
建物の前にはグリーンの芝生が広がり、安らぎを与えてくれます。
中もとってもおしゃれ。
店内で建築家・隈研吾さんのパネルをみて納得しました。
設計は隈研吾さんだったんですね。
秋田杉が活かされたコジャレタ空間でした。
秋田のお土産も、沢山並んでいます。
食べ物もおいしかったです。
ただ、芝生の上で食べられるようにテイクアウト用の容器で渡されるので、
お値段と中身のバランスが悪くなります。そこは惜しく感じました。
器は大事ですね。

お腹も満たしていざ、ストーンサークルへ。
正式名称は「大湯環状列石」といい縄文時代後期(約4,000年前)の大規模な遺跡。
寒い秋田に世界的にも古い遺跡があり、どのように生活していたのか不思議です。
詳しいことは「大湯ストーンサークル館」で。
人類の歴史凄いですね。
現代まで、みんなで命をつないで生きている感じがします。

山の中は何にもなくて、パンフレットをみないと石が置いてあるだけに見えます。数年前にも三内丸山遺跡に行きましたが「裸足で寒くなかったのかな」「人間の生きるチカラすごいな」など当たり前のことしか思い浮かびません。
秋風もそよぎ気持ちが良かったです。
こういう何にも無いところで星を眺めてみたいなと思いました。





こちらの遺跡は「上から眺める」ことが重要です。
日時計もちょっと高い台から眺めてみましたが、正直何のことやらです。
ドローンカメラくらいの高い距離でみたら4000年前の知識と技術で道路を挟んだ距離で石を置いて日時計として計測していたのですから凄すぎです。
宇宙人の指導もあったのでしょうか?(笑)
上から眺める視点大切です。
忘れがちなので心に留めておきたいです。

ストーンサークルを見終わって14時近く、
折角なのでもう一か所くらい観光することになり
思い切って奥入瀬渓流行きを決行。
奥入瀬渓流は何度か足を運んでおり、大好きな東北の風景の一つ。

奥入瀬に向かう道中の発荷峠からの十和田湖も快晴でバッチリです。

奥入瀬渓流は車道と同じ高さで渓流が流れているめずらしい国道です。仙台から山形に抜ける道路なども渓流はありますが、車道と同じ高さはなかなか無いと思います。
所々滝もあり、今は歩道も整備され見ごたえある美しいところ。

ですが夜は街灯もなく真っ暗になります。
数年前この観光地に民宿を取った際、ナビも無い時代で宿が見つけられなくてここを何回も往復しました。
時間ばかりが過ぎて焦ったことを懐かしく思い出します。
翌朝は朝霧がきれいで、渓流沿いはマイナスイオンに溢れとても感動しました。
昼と夜では全然違う景色。
そんな思い出話をしながら、十和田湖を走りその民宿の前を通過しました。

奥入瀬渓流では脇道のスペースに車を止めて、
少しだけ渓流を楽しみました。
紅葉前の色ずく緑を前に癒されました。


帰りは、来た道を戻り一度、大湯へ。
その途中反対側の小道に野生の凛とした美しい鹿を見ました。
銅像のように立っていて、「あれ、行くときにもあったっけ?」
とても立派な角と大きな眼。
直ぐにUターンして戻りましたが、もう居ません。
私の頭の中にしっかりと焼き付いております。
秋田のような自然豊かなところでも野生の動物たちが人間のいるところまで餌が無くて降りてきているのかちょっと気になりました。

大湯に戻り旅の楽しみの一つ温泉に入りました。
今回は大湯温泉「いずみ山荘」さんのお湯をいただきました。
入浴料は200円。源泉かけ流しです。
浴槽は一つで、シャワーのみ。
湯加減が丁度よく調整されており、ここを管理されている方の素晴らしいお仕事ぶりが伺えます。
長湯したいところですが、帰宅することを思うとここで眠くなってはいられません。
サッパリするくらいで切り上げました。


景色も、温泉も自然はいつも私たちに平等に恵を与えてくれてありがたいです。

近くのラーメン屋さんで食事をして仙台に向かいました。

着いたのは20時半くらい。
東側の空にはきれいなお月さまとずっと一緒でした。

無事、帰宅。
猫たちとも会えて、いい一日でした。

東北良いとこ、ぜひいらして下さい