心とカラダをゆるめるセラピスト
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今日は
『インスタント・ファミリー~本当の家族みつけました~』
をみての感想を。


映画のストーリーは
子どもに恵まれなかった夫婦が3人の姉弟を養子として迎え入れ、
本当の親子になるまでの奮闘ぶりを描いた作品です。
この映画の監督さん自身が、里親になり子どもを引き取り育てた経験
を元に制作されたそうです。


あまり期待せずに観てみたら、
コメディタッチの作りでおもしろかったです。

里親になりたい夫婦の背景から、
引き取られる子どもたちの様子。
一緒に住むまで、住んでからの子どもたちと夫婦の
苦悩がユーモアを交えてテンポよく描かれています。

どこまでが本当で、作りこんだのか分かりませんが
家族になっていく様子に笑いあり涙あり。

アメリカのお話ですが、里親の制度がオープンで驚きます。
犬猫と一緒にしてはいけませんが、ノリが保護活動という点では同じで。
日本の犬猫の保護活動と非常に似ています。

その子の写真や性格、年齢などネットでみれたり。
お試し期間?なるものもあるし。
日本のイメージとだいぶ受け止め方が違います。



里親の夫婦が子どもたちを、かわいがっても
実の親と一緒にいたがるシーンは切ないです。
子どもはどんな目にあっても、
お母さんからの愛情を欲しがるものなんですね。

小さな子どもの時ほど、一緒にいる人からの愛情は大切なものです。
親の事情でそれが叶わないとき、
代わりになる人が、それをしてあげられるというのは大事なことです。


主人公の夫婦は思ったことを口に出し、
感情を露わにします。

夫婦の両方の家族も里子の子どもたちを歓迎していました。
血のつながりなどに対するこだわりがなく、
お国柄?家族の意識がとにかく明るい。


一昔前の日本は、長男の家に嫁いだなら男の子を生まないといけない。
長男が家を継ぐとか親の世話をするとかありました。
今でもあるのかもしれません。

時代とともにこの価値観も薄れていくのでしょう。

私も、大分昔そんな思い多少なりともありました。
孫の顔をみせてあげれなくて、申し訳ないとか。
でも、しょうがないんです。
夫の両親には感謝してます。
ご先祖様は大事ですが、お墓を守るとか、
血を残すとかそのような概念はもう大分薄いです。


さて、映画に話を戻して
実際は色々な家族やパターンがあるでしょう。
いいことのほうが少なくて、後悔することもあるのかもしれません。

この映画からは自分たちの希望を叶え、
多くの人と関わりながら共に生きていくことが当たり前で。

深刻にならずにユーモアで乗り越えていく。
愛溢れるものを感じました。

登場する人たちも明るくて、
人間っていいなと思います。


私も子どもを望んだ時期もありましたので、
自分に重ね合わせ、投影しながら観てました。

どんな時も外の出来事に振り回されることなく
自分が感じてることに意識を戻して
ともに成長していけたらいいですね。

エンドロールに流れる家族の写真がいいです。

笑顔サイコー、楽しい映画です。

是非、ご覧ください。