UNLEARN(アンラーン)について。
この言葉は、小出遥子さんの著書の中で知ったことばです。
ぜひ、ご紹介させて下さい。
哲学者の鶴見俊輔さんの名訳です。
学生時代、アメリカでヘレン・ケラーにあった時、
鶴見さんは「私は大学でたくさんのことを学んだが、
そのあとたくさん、学びほぐさなければならなかった」
という彼女の言葉を聞き、
「アンラーンということばは初めて聞いたが、意味はわかった。
型通りにセーターを編み、ほどいて元の毛糸に
戻して自分の体に合わせて編みなおすという情景が想像された」
(『鶴見俊輔語録1 定義集』)と感じたそうです。』
『一旦学んだものを、学びほぐす』という訳になります。著者:藤田一照・桜井肖典・小出遥子
『青虫は一度溶けて蝶になる』P11より引用
出版社:春秋社
セッションで私自身がしてきたこと、クライエントさんにすることは
今まで身につけてきた価値観や信念、思い込みがあなたにとっては真実か?
を紐解き感情を癒していくことです。
これらの多くは家族や社会、集合意識が作り出したもので生まれてすぐにはないものです。
そこに自分の役割も加わり重圧を抱えていませんか?
それは社会の中で人が人とつながり、上手くやっていくために必要なものだったでしょう。
でも、それが今のあなたに苦しさをともなうものだとしたら握りしめている必要はもうありません。
大人になった今なら、そこに気づけるでしょう。
さまざまな思い込みという、見えない呪縛から解き放たれ
身も心も軽々といきましょう。
『誰もが生まれたころの「いる」だけで、
愛される喜びの存在に還ろう』
という思いを込めてつけさせていただきました。