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昨日から、梅雨明けした仙台です。
短い夏の始まりです。
昨日は、一人娘の愛猫・ぐりを病院へ連れて行きました。
水曜日に口の中が腫れていて「あれ?」と思ったら右の犬歯がありません。
木曜動物病院がお休みでしたので金曜に連れて行きました。
歯周病でとれたのかと思ったら獣医さん曰く、
根っこは残ってて折れてるよと。
まだ抜けるほど歯周病はひどい方ではないと。
わんにゃんの歯磨きって難しいですよね。
無くなったものは仕方ないと自分に言い聞かせつつも、
私の育て方が悪いんだろうな~
10歳だし加齢に伴い、死が近づいているんだな~とか
受け入れることがあって落ち込みます。
猫のことですがいつものことながら、元気がなくなっちゃう。
ぐりにとっては久しぶりの病院でした。
車の中では聞いたことない声で鳴いて、
肛門絞りをしてもらったら拷問を受けたみたいになって。
大変なダメージを受けて、帰りの車は過呼吸ぎみになり可哀そうでした。
これで心臓とまっちゃうんじゃないの?って。
夫も一緒で助かりました。
獣医さんで、往診専門で開業されてる方いないのかしら?
猫の飼い主さんならわかると思いますが、
猫を病院に連れて行くだけでも一苦労。
そして治療は大人しくしていないので大変です。
需要ありそうだけどな~
ぐりは帰宅後、機嫌を損ねて
「わたしたちを許さない」という視線を送ってきます。
でも、夕飯食べたら大好きなブラッシングのおねだりをされました。
「えらかったね~」よしよし。
どうやら気分は戻ったようです。
ぐり姉さんは目で表現してきます。
睨まれると怖いです。
口の中の炎症の経過をみつつまた病院へ連れていかねばなりません。
ぐりにレイキを送ってくれた心理セラピスト仲間の星野万里子さん、
ありがとうございます。
すっかり猫ブログですが、皆さんのわんにゃんライフは平和ですか?
では、やっとタイトルにいきます。
火曜日の夕方ふと、河瀬直美監督の「朝が来た」を観たくなり
ネットフリックスで観ました。
大まかなストーリーは不妊治療を諦め、養子を迎える夫婦と。
その夫婦が養子に迎える産みの母(少女)のお話です。
細かいことを上げたら「ここはどうなのよ」と
突っ込みたくなるシーンもありますが私はこの作品好きです。
心、もっていかれました。
さすが河瀬監督。
名作「あん」を撮った方です。
同じ漢字の名前「直美」が誇らしい。
丁寧に丁寧に、心をすくいとるように役者さんのしぐさ・セリフ・風景・音楽ですべてを表現されています。
だからこそ、それが伝わりこんなにも心奪われるのだと思います。
映画を観た後この映画に関する記事を読み漁り、
主題歌を聴いて浸っております。
私も不妊治療を経験しておりますので、母役の永作博美さんに共感しつつ、
同じ女性としてなのか14歳で子どもを出産する蒔田彩珠ちゃんの気持ちが痛いほど伝わってきます。
これが私だったら・・・
これが投影(私のメガネで映し出す世界)ですけどね。
個人的には蒔田彩珠ちゃんのお母さんに
「もう少し娘の気持ちわかってやってよ」と強く言いたい。
このお母さんの価値観や時代もあるんだろうけど
まず、ひどい。
生まれてきた男の子「朝斗くん」が大人の心のキーを握り、
愛が広がっていくストーリーに捉えられます。
ネタばれになるので多くは語りませんが、
水がこぼれないように手をすくうイメージが湧いてきます。
飼い猫でさえ、こんなにも愛情深くなれるのです。
ましてや人となれば尚更かわいいはず。
それぞれの立場で、女性が描かれた作品ともいえます。
自分を生んでくれたお母さんを「救う」
いや、本当は誰もがお互いに救い、救われている関係なのでしょう。
「朝が来た」のではなく「朝が来る」良いこと悪いこと関係なく
朝はやって来る。
このたて糸のような変わらない自然のサイクル、
その中で人々は愛を探して、時に愛を与えて様々な人生を生き抜いている
そんな風に感じました。
傷ついた心を監督が丁寧に表現されていたように、
手のひらにたまった愛がこぼれ落ちないような
セッションをするセラピストでありたいなと思いました。
単なる投影丸出しの感想ですが、
ぜひご覧いただきたい映画です。
映画「朝が来る」
P.Sエンドロール最後までしっかり観てね。
ラストそこまで続いてるから。
見逃すな~