心とカラダをゆるめるセラピスト
unlearnのHPにお越しいただきありがとうございます。
今日のおすすめシネマはトム・ハンクスさんも出演されている
『クラウドアトラス』です。
詳しい内容はこちらを参考にしてください。
映画.comさん、ありがとうございます。
この映画を観るのは2度目です。172分あります。
6つの物語の過去・現在・未来を交錯するストーリーで複雑なつくりです。
魂の輪廻転生やカルマを思わせる内容でもあります。
何度も見直しては楽しむ映画なのでしょうが、
内容盛りだくさん長いです。
ものすごく割愛して、私が気に入ったシーンのセリフを載せますね。
クローン少女のソンミが死刑される前のセリフです。
ソンミ:
「命は自分のものではない
子宮から墓場まで
人は他者とつながる
過去も現在も
すべての罪が
あらゆる善意が未来をつくるのです」
記録官:
「あなたは演説の中でそれぞれの生き方が
永遠の魂に影響すると説きましたね。
未来を信じているということですか?
天国や地獄も?」
ソンミ:
「私の思うに、死は扉に過ぎません。
閉じた時、次の扉が開く。
私にとって天国とは
新たな扉が開くこと。
その向こうにはきっと彼がいます。
私を待っています」
というやりとりです。
本質的なセリフにジーンとしちゃいます。
ソンミは元々人間を手助けする道具として
誕生させられたクローン人間。
人の姿をしていながらも醜い欲望がなく、
純粋な思考をします。
完全なロボットでない設定がいいですね。
そのクローン少女を未来の人たちは神聖化した存在として
扱います。
人の存在とは、私たちが神という名のものに求めるものとは?
何なのか考えさせられます。
溝口あゆかさんもソンミと同じようなお話をされます。
「生命のおりなすタペストリーは見事です。
個の視点からみるとどんな悲惨なことでも、
全体から眺める(愛や叡智という)視点では次につながっている」
そうなのです。
実際にそのように感じることあります。
自分に起きた嫌だと思えることも後から見たら、
いいことに繋がっていたり。
自然災害も長い目でとらえると、
人の視点からは教訓を生かし今後に活かされていますし。
自然界からみたら人間では捉えられないことが起こっているのでしょう。
ただ生命の起こるままに、現れているだけかもしれませんね。
ただのエネルギーの変化変容とした場合、
そこにいいも悪いもジャッジはありません。
また、前世やカルマを感じさせるシーンもありますが、
私はあってもなくても気にならなくなりました。
どちらにしろ、必要なものしか出てきませんからね。
この場のフィールドには、あらゆる情報が混在しているそうです。
映画のタイトルのように。
きっと今ここを中心に過去・未来も同時に存在しているのです。
同じ場にいても、その人にとって必要な情報を捉えるのだと思います。
みたいもの、聞きたいものを捉える。
映画の中でも、眼をあわせるだけで自分とつながりがある人だと感じたり。
出会える人と仲良くなれたり、嫌いでいたり。
必要な情報や場所に行けたり。
直観や本能がちゃんと働くのでしょうか。
受け取る能力も人にはあるのでしょうね。
それぞれの変化変容が大いなる視点から、垣間見れる映画でした。
愚かな決断だったとしても、それは次につながり
そのエネルギーは循環する。
またその中で、自分の判断で生きていくことの大切さ
を教えてくれています。